学童保育導入の背景
学童保育が導入されるようになった背景には、女性の社会進出が第一の理由としてあります。戦後復興期を過ぎて高度成長期に入ると、女性の働き手を求める声が増え、働く場所も増えてきました。また、高度成長期は三種の神器にはじまり数多くの家電製品が家庭に入ってきた時期でもありました。育児を終えた後に家事の負担が軽減された女性たちは、家庭に収まるよりも外に出て働きたいとも考えるようになったのです。
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働く女性の多くは、結婚前の若い女性と育児を終えて経済的に家計を助けていこうという、子どもを持つ女性でした。女性の社会進出とともに、共働きの家庭の比率も高くなっていきました。両親が働きに出ている子どもは、家の鍵を持たされていることから、「鍵っ子」と呼ばれるようになりました。
学童保育は、そんな子どもたちのために、家に代わる保育場所を提供しようと考えられて導入されたのです。そして、親代わりになる指導員のもと、ほかの学童保育の子どもたちと兄弟や友だちのような交流をもって過ごすことで、家庭での児童保育に代えようとするものです。
時代の変化にともない社会状況が変化してくると、学童保育の背景にあるものも少しずつ変化してきました。最近では、学童保育については少子化問題との関わりがあげられています。帰宅しても一緒に遊ぶ兄弟や姉妹がいるわけでもないことから、遊び友だちや一緒に勉強できる兄弟や姉妹を求めて学童保育施設へ通わせたいという保護者が増えてきたのです。単に友だちづくりとして学童保育を利用することは、本来の主旨ではありませんが、少子問題がますます深刻化するなか、学童保育についても時代の変化に沿った変化が求められています。
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